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メソッド (オブジェクト指向プログラミング) : ウィキペディア日本語版
メソッド (計算機科学)
メソッド () あるいは メンバー関数 (-かんすう, ) とはオブジェクト指向プログラミング言語において、あるクラスないしオブジェクトに所属するサブルーチンを指す。
== 概要 ==
オブジェクト指向プログラミングにおけるメソッドという用語は元々SmalltalkによってSimulaメンバープロシージャーメッセージメソッドに別けるために導入された。C++ ではメンバー関数と呼ばれるが、これはSimulaのメンバープロシージャーをCに流用したことに由来している。Javaの様な言語やMicrosoftなどの企業がメソッドという用語を使っているのは元々C++よりもSmalltalkの影響を受けていたためである。近年では言語設計やOS開発等で直接Smalltalkの影響を受けていない場合でも、JavaやMicrosoft等の影響によりメンバープロシージャーやメンバー関数に当たるものをメソッドと呼ぶことが一般化している。
Smalltalkの特色を色濃く受け継いだObjective-Cでは、メッセージとメソッドを明確に使い分けている。
メソッドと通常の関数の違いは主にインスタンス内部へのアクセスの有無である。この機能は通常カプセル化と呼ばれており、クラス定義の抽象化に貢献するとされる。また呼び出し時に操作の対象となるインスタンス(レシーバ) を selfthis といった予約語、あるいはメソッドに渡された引数によって参照することができる。
C++ ではクラスに属さない関数であるグローバル関数と対比されることがある。
またメンバ関数はサブクラス化の際にオーバーライドされる可能性があり (多態性)、実際に発生する動作がレシーバに依存するという特徴を持つ。
UML ではメソッドのことを操作と呼ぶ。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「メソッド (計算機科学)」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Method (computer programming) 」があります。



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